【刑務官を続けるのがつらい】よくある悩みと解決策はこれ!

こんにちは。


さやだんです。


今日は刑務官ならではの悩みと僕なりの解決方法についてお話ししますね。


刑務官の仕事は、特殊すぎてなかなか理解されないと思うので、ここで何かヒントを得ていただけたらと思います。


でも、決して無理はしてはいけませんよ〜。


それから、その後で、自分が刑務官に向いているのかどうか、チェック表を作ってみたので、ぜひ試してみてくださいね!!


「刑務官を続けるのがつらい・・・」よくある悩みと解決策は??


刑務官を続けていると、いろんな悩みに遭遇します。


一番多い悩みはやっぱり人間関係ではないでしょうか?


刑務官は人を更生させるお仕事なので、とにかく人との関わりがとても重要なのです。


もちろん、刑務所にはいろんな刑務官がいますが、言うまでもなく、かなり個性的な方が多いですよね。


そういう方達との関係で悩んでいるあなたのためになればと思い、以下、悩みと解決策を書いたので、ぜひ、最後まで読んでくださいね!


先輩・上司と合わない


どこの職場にもいると思いますけど、自分とそりが合わない先輩・上司。


自分がやることなすこと、全てにダメ出しをする先輩・上司は本当にウザいですよね。


よくあるのが、他の人がやっても怒らないのに、自分がやると、急に怒り出す人、いますよね〜。


特に、武道系の上司は、人間の好き嫌いが激しく、自分についてくる人間が大好きで、そうでない人を徹底的に嫌うことが多いと僕の経験上思うわけです。


刑務官に限った話ではなく、体育会系の人が多い公安職でもそうだと思いますけど、体育会系の上司は体育会系の部下・後輩たちをかわいがる傾向があるので仕方がないです。


結局、そういう人たちは、感情で仕事をしているので、職務上必要なこと以外ではあまり相手にしなくていいでしょう。


なので、自分が体育会系の人間ではなくても、無理に体育会系のノリに合わせようとして媚を売る必要は全くありません。


媚を売りはじめると、その生き方を面白くないと思う人間が出現したりするので、問題は泥沼化するばかりなので、媚び売るのはやめておきましょう。


気に入られなくても、淡々と命じられた職務を遂行していくようにすれば大丈夫です。


自分のやったことが命じられた職務の範囲内である限り、たとえ、イチャモンをつけられたとしても、ロジカルに説明していけば、あなたが負けることはありません。


そういうスタイルを継続させていけば、あなたの味方になってくれる職員さんは増えていくので、心配はいらないと思います。


合わない上司・先輩は必ずどこでもいると思います。自分の信念を持って対処していきましょうね!


工場担当が怖い


僕も昔経験があるし、きっと僕だけじゃないと思ったので、ここで書こうと思いました(笑)


僕が過去に工場担当の休憩交代要員になりたての頃、正規の工場担当さんが休憩時間の30分の間にやるべきことを事前に確認に行った時の話です。


ミスをしてはならないと思って、良かれと思った行動なのに、


「なんで俺がお前にいちいち教えなあかんねん!まず、お前の先輩に聞くのが筋やろ。」


とちょっとキレ気味に追い返される始末。


その方はちょっと難しい系の刑務官だったので、僕も苦手意識はありましたが、やっぱり苦手でした。。。


結局、同じ夜勤班の先輩に聞いて当日を迎えましたが、当日は当日で実際に交代へ行くと、教えてもらった動きと全然違ってて、


「お前、先輩の〇〇から聞いてたんちゃうんか!?」


「ほんま、ちゃんと勉強しとかなあかんで!」


って怒られる始末。


それ以来、その工場担当さんの交代へ行くのがとても嫌で嫌で仕方がなかったのをよく覚えています(笑)


皆さんもそういう経験ありませんか?


個性の強い刑務官の方は、周りの人から「着火ポイント(怒りのスイッチ)」を事前に聞いておくといいでしょう(笑)


工場担当はとにかく怖かったですね〜。僕は交代員の時に交代の順番を間違えて、担当さんの休憩時間をすっ飛ばしてしまって、雷を落とされたことがあります〜(笑)


特定の被収容者が怖くて処遇ができない


これを口にする人は少ないと思いますけど、意外と多いと思います。


刑務官が一番恐れていることは、被収容者にナメられることです。


そして、実際に特定の被収容者に恐怖を感じている刑務官も多いです。


みんな本当は怖がっているけど、怖がっていることを知られることの方が怖いから、虚勢を張って強く見せようとしている方もいます。


もし、被収容者が怖いと感じているのであれば、全く恥じることもないし、それはそれでいいと思います。


刑務官の仲間の中には、本当に尊敬できる方もいると思うので、そういう方に相談してもいいでしょう。


ちなみに、相談の仕方としては、あらかじめ苦手な被収容者の性格とそれまでの施設での生活状況などを調べた上で、処遇の方法を聞くといいです。


処遇主任に相談して、処遇部門としての方向性を間違わないように適切な方法を教えてもらいましょう。


被収容者にとっても、工場担当にとっても、あなたにとってもいい結果となるようなアドバイスをしてくれるはずなので。


被収容者さんの処遇は難しいですよね。法則なんてないですし、社会復帰を考えなくてはならないので、お互いにうまくいってほしいですよね。


夜勤が辛い。。。


人間関係ではないですけど、刑務官の方なら一度は経験のあることだと思います。


夜勤はとにかく体力と精神力の我慢比べのようなものですよね。


仮眠時間は短いし、仮眠時間に寝られなかったら最悪だし、常に眠いし、夏は暑苦しいし、冬は寒いし、お腹は空くし、早く帰りたくて仕方がないですよね。。


僕は夜勤はトータルで約5年間やりましたけど、とにかく体力的にきつかったし、夜中は同じ夜勤班の先輩からのダメ出しで何度も心が折れそうになりました(笑)


ちなみに、僕は当時在外公館を目指していたことと、夜勤を早く卒業したくて、中等科受験をしたのです。


中等科を出ると確かに大変なことが多いですけど、夜勤よりはいいかなと思うので、中等科を受験するのも一つの手段です。


さすがに中等科を出て、夜勤をさせられる方はあまり見たことがないので、そこを目指してもいいかなと思います。


中等科に行きたくなくて、かつ、夜勤を卒業する方法としては、やはり、被収容者を適切に処遇する処遇能力を磨くことです。


要するに、「この人なら日勤者として工場担当を任せられる」と幹部から認められると、配置換えの際に名前が挙がることでしょう。


なので、夜勤を早く卒業するための方法として、①中等科研修に行く、②処遇能力を磨く、この2つが王道となると思うので、頑張っていきましょう。


夜勤をやってると給料はいいですからね〜。日勤者になるときの悩みの一つではありましたね〜。


官舎で相部屋の同僚と合わない


僕は官舎の相部屋の経験はないのですが、後輩たちからその辛さを聞いたことがあるし、このブログへのお問合せをいただくことがあったので、書いてみることにしました。


最近、独身者の方が多い上に、一人部屋の官舎の数が少ないこと、家族用の官舎が空いていることを理由に、家族用官舎に2人で入居しなければならないケースが増えてきているようです。


僕が勤務していた施設でも同じようなことがありました。


僕の後輩の刑務官と出張に行った時のことです。


「私は今〇〇と同じ部屋で生活しているんですけど、いつも〇〇が夜勤明けの日に別の職員たちを部屋に連れて帰ってくることがあるんです。」


「その日は私が休みの日で、ゆっくり寝ていたら朝の8時半過ぎにワイワイガヤガヤと何人かの職員と帰ってきて、せっかく気持ちよく寝ていたのに起こされて、本当にウザかったです。」


「そして、私は、相手の気分を害したらいけないと思って、お願いベースでそのことを言うと、すっごい嫌な顔をされて、そこから関係がかなり悪化してしまって、今では本当に生活がしづらくなっているんです。。。」


という相談を受けました。


正直、これは難しい問題だと思ったので、僕は、本当にその生活が耐えられないくらい嫌なのであれば、もうそこから出て、近所の安いアパートでも借りることを勧めました。


でも、官舎と違い、家賃を払わなくてはならなくなるけど、一応、満額ではないが家賃補助は支給される上、平穏な生活が送れるのでいいかなと思ったからです。


相部屋問題は、時に人間関係に亀裂をもたらす恐れがあるので、悪化する前に引っ越しなりの対処をしといたほうがいいですね。


相部屋問題、確かにきついですよね。。。彼氏、彼女を連れて来れないですしね(苦笑)


高等科研修に行きたくない(上司に強く受験を勧められる)


高等科受験、僕は絶対に行きたくなかったので、上司から勧められてもずっと断ってきましたけど、ある時から受けさせられているんじゃないかと言っても過言ではない状況になってしまい、困っていた時期がありました。


中等科まではいいかなって思っていて、その後、受けさせられていた人っていますか?(笑)


そういう方達がいるのであれば、そのお気持ちはとてもよ〜く分かります(笑)


一応、受験するにあたって、自分の名刺の裏に「高等科受験希望」と書いて、印鑑を押して、直属の上司に提出することで受験が決まるのですが、僕はいつも圧力に屈して、名刺を提出しておりました。。(笑)


そして、僕は合格する気がサラサラなかったので、いつもわざと不合格になるようにしていましたが、白紙で答案用紙を提出すると怒られるので、合格するかしないかのところまで問題を解いて出すように心がけていました。


なので、毎回結構惜しいところで不合格となっていたので、いつも上司から「惜しかったな〜。次は頑張れよ。」と言っていただくこともありました。


まあ、高等科まで行くと、全国転勤はあるし、転勤スパンは短くなるし、住みたい家に住めなくなるし、仕事はさらに過酷になるので、僕はいくべきではないと思っていましたが、「日本の矯正のため、そして、何よりも国民の皆様のために本当に頑張りたいんだ!!」という信念をお持ちの方であれば、ぜひ、行くべきだと思っています。


でも、行きたくない人はいく必要はないので、強い気持ちで上司に、「受けません!」ときっぱり言いましょう。


僕みたいに、上司にいい顔しようとすると、いろんな苦労が絶えないのであまりお勧めはしません(笑)


結局、上司が怖くて3回受けましたけど、最後にわざと落ちた時はさすがに怪しまれてました(笑)


お局刑務官がウザい


お局さんは、どの業界にもいるんですね〜(笑)


刑務官のお局さんは、強者が多いです。。。


僕は、とある女子刑務所での勤務経験があり、実際にそのお局と称される刑務官と一緒に仕事をしたことがありますけど、やはり、女子刑務官に対しての当たりが強いなっていう感じがしていました。


逆に、男性刑務官に対してはすごく好印象を与えていて、それが何とも怖かったのをよく覚えています(笑)


お局は、その施設での勤務経験が長いので、その施設特有のルールみたいなものを作り上げ、その自分ルールに従わない者を排除しようとします。


時に幹部職員すらビビることもあるくらいなので、本当に怖いです。


僕が知ってるお局ルールの一つですが、その日の夜勤に入る若手女子は、朝礼までにお局に対して「本日、夜勤に入らせていただきます。よろしくお願いします。」と挨拶をしないといけないらしく、それをしなかったら後で説教をされるんだとか(笑)


それにビビってしまって辞めてしまう女子刑務官も少なくありません。


また、他の女子刑務官は、お局のターゲットになるのが怖いので、お局の気分を害さないように振る舞うのが大変そうで気の毒でしたけど。。。


そこで、お局で精神的にしんどくなってしまうのであれば、無理をすることなく、自分に合った道を探してその道を進むことを強くお勧めします。


あなたの人生は、お局に尽くすためのものではなく、自分が楽しく自分らしく生きるためのものなのだから。


お局刑務官さんの中には、厳しく指導して、強くなって欲しいという思いを持った方もおられます。


刑務官以外にもいろんな仕事があるので、もし、もう無理だと思うのであれば、早めの準備をして、新たなステージで活躍することを決断してもいいと思います。


刑務官にはチャンスがいっぱいあります!


いかがでしたでしょうか?


刑務官は本当にストレスの溜まりやすい職種ですけど、ストレスを溜めないように悩みの解消法は必ず持つようにしておきましょうね!


決して無理はしないようにしてくださいね!



もし、刑務官に疲れたなら、一度、刑務官から離れて他省庁に出向することだってできます。



いきなり辞職するのは少々勿体ないし、辞めることはいつでもできるので、この記事を一回見てからでも遅くないかなと思います。


あなたの成功を祈っています!!



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