令和8年度(2026年度)から、国家公務員採用試験において新たに刑務官採用試験に「大卒程度」の区分が新設されます。
これは、令和7年6月に施行された改正刑法により「拘禁刑」が創設され、受刑者の更生支援に一層重点が置かれるようになったことを背景としています。
本記事では、この新しい試験区分の概要と、従来の刑務官採用試験(高卒程度)との違いについて、現時点で得られている情報をもとに解説します。
1. 令和8年度刑務官採用試験(大卒区分)の概要

試験科目
令和8年度刑務官採用試験(大卒区分)の正式な試験科目は、人事院より令和8年2月2日(月)に掲載予定の受験案内にて公表される予定です 。
ただし、本試験が国家専門職(大卒程度)試験と同様のスケジュールで実施されることから、試験内容もこれに準ずるものになると予想されます。
参考として、国家専門職(大卒程度)の「国税専門官」の試験科目を以下に示します。
•基礎能力試験(多肢選択式): 公務員として必要な基礎的な能力(知能及び知識)についての筆記試験です。出題数は30題程度と予想されます。
•知能分野: 文章理解、判断推理、数的推理、資料解釈
•知識分野: 自然・人文・社会に関する時事、情報
•専門試験(多肢選択式): 各専門分野における専門的知識を問う試験です。刑務官の職務に関連する法律(憲法、刑法など)や、心理学、社会学、教育学といった分野から出題される可能性があります。
•課題論文試験: 文章による表現力、課題に対する理解力などについての記述式試験です。
•人物試験: 個別面接により、人柄や対人的能力などが評価されます。
•身体検査・体力検査: 職務遂行に必要な健康状態や体力を確認するための検査です。体力検査の基準については、令和8年度から改正されることが発表されています 。
試験の難易度

新設される試験のため過去のデータはなく、正確な難易度は不明です。
しかし、他の国家専門職(大卒程度)試験と同等の大学卒業程度の学力が求められると想定されます。
従来の刑務官採用試験(高卒程度)と比較して、より専門的で高度な知識が問われることになるでしょう。
受験資格

令和8年度試験における受験資格は以下の通りです 。
1996(平成8)年4月2日~2005(平成17)年4月1日生まれの者
2005(平成17)年4月2日以降生まれの者で、大学を卒業した者及び2027(令和9)年3月までに大学を卒業する見込みの者
2005(平成17)年4月2日以降生まれの者で、短期大学又は高等専門学校を卒業した者及び2027(令和9)年3月までに短期大学又は高等専門学校を卒業する見込みの者
従来の刑務官試験との比較

新設される「大卒程度」試験と、従来の「高卒程度」試験の主な違いを以下の表にまとめました。
| 項目 | 刑務官採用試験(大卒程度) | 刑務官採用試験(高卒程度) |
| 位置づけ | 国家専門職(大卒程度) | 国家専門職(高卒程度) |
| 想定する学力水準 | 大学卒業程度 | 高校卒業程度 |
| 試験時期(第1次) | 5月下旬 | 9月中旬 |
| 受験資格(年齢) | 21歳~30歳程度(学歴要件あり) | 17歳~29歳程度 |
| 基礎能力試験(出題数) | 30題(予想) | 40題 |
| 専門試験 | あり(予想) | なし |
| 作文試験 | 課題論文試験(予想) | 作文試験 |
まとめ
令和8年度から導入される刑務官採用試験(大卒区分)は、受刑者の更生支援という新たな役割を担う人材を確保するため、より専門的な知識と能力を問う試験となることが予想されます。
試験科目の詳細は今後の発表を待つ必要がありますが、国家専門職(大卒程度)の試験内容が参考になるでしょう。
大学で培った知識や専門性を活かして社会貢献したいと考える方にとって、新たなキャリアの選択肢となることが期待されます。
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