刑務所内にはエアコンがあって快適に過ごすことができるって本当!?

こんにちは。


さやだんです。


最近の日本の夏の猛暑、異常ですよね。。。


例年、35度越えなんて当たり前になりつつあります。


そんな中、刑務所の中ってどんな感じだと思いますか?


夏場の刑務所は地獄。。。


夏場の刑務所、はっきり言って地獄です。


刑務官の立場からしても、結局、受刑者と同じ現場にいるので、夏場の勤務時間中は暑さとの戦いになります。


現場にいる時は水分補給もほとんどできない状況なので、体調管理がとても難しいのです。


結論から言うと、


基本的には刑務所内の現場にエアコンはありません。


でも、実は例外はあるんです!(笑)

夜勤中も地獄。。。

boy, facepalm, child


刑務所とはいえ、さすがに夜中は涼しくなるだろうとお考えのそこのあなた、


「全くそんなことはありません!!」


刑務所は堅牢な建物であるため、その重厚なコンクリートが昼間の暑さを吸収しており、夜中になってもなかなか冷めることはありません。


つまり、建物の中はサウナ状態が続いているのです。


夜中に刑務所内の居室棟内を巡回していると、いつも、被収容者の方たちは寝苦しそうにしていましたし、居室内も蒸し風呂状態のような感じでした。


刑務所内の現場にもエアコンが設置されている箇所がある!!


刑務所によりますが、刑務作業として印刷業を受刑者が行なっている刑務所においては、その印刷工場にはエアコンが設置されています。


品質管理のため、紙を取り扱う工場内の温度・湿度を一定に保たなければならないからです。


逆に冬はとても暖かいということになります。


なので、印刷工場で刑務作業に従事している受刑者は、他の工場と比較して、快適に過ごせていると思われるわけです。


僕も印刷工場で工場交代員として勤務したことがありますけど、夏は本当に快適で、次の工場への交代に行きたくなかったことをよく覚えています(笑)


そのほか、ミシンを使う裁縫工場にもエアコンが設置されています。


生地の品質もそうですけど、やはり、汗などで製品を汚してもいけないという目的もあって、エアコンが完備されているのでしょう。


僕は、工場担当になるのであれば、絶対に印刷工場か裁縫工場がいいな〜って常に思っていました(笑)



社会復帰促進センター内の工場は夏場クーラーが効いている!?

平成中期くらいから、〇〇社会復帰促進センターと呼ばれる新しい刑務所ができました。


美祢社会復帰促進センター、播磨社会復帰促進センター、喜連川社会復帰促進センター、島根あさひ社会復帰促進センターの4カ所です。


かなりハイテクな作りの刑務所であり、設備にもとてもお金がかかっているようです。


もちろん、警備機器もそうですが、受刑者の生活エリア、工場エリアの機器も充実しており、ほぼ全ての工場にエアコンが設置されています。



実は、僕も上記いずれかの社会復帰促進センターで勤務経験がありますが、とても快適だったのを覚えています。


ただ、居室棟に関しては、クーラーまではなかったですが、冬場のエアコンによって、他の刑務所と比較して、かなり快適であることは間違いありません。


職員の巡回の際も、工場内は涼しくて快適ですし、冬は暖かくて職員も受刑者も快適なのです。


ちょっと細かい話になりますが、面会室にもエアコンが設置してあり、快適に面会人とお話ができちゃうのです。



夏場に面会人が来た時の受刑者の表情は、いろんな意味で表情が明るいですね。


まあ、僕の印象ですけど。


まとめ


刑務所は時代ととも様変わりしていて、最近の刑務所は、環境の変化とともに処遇内容も変化してきています。


刑務所内にもエアコンは設置されてきていて、昔の刑務所と比べて快適になってきているのは間違いありません。


もしかしたら、日本の刑務所は世界の中でもかなり快適な部類に入るかもしれませんね。

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