こんにちは。
さやだんです。
今日は、僕が外務省への出向が実現したきっかけとなった出来事、
「アジア太平洋矯正局長等会議」
についてお話ししますね。
矯正の世界は極めてドメスティックなので、国際舞台に立てるのはとても貴重な体験となります。
目次
アジア太平洋矯正局長等会議ってどんな会議?
アジア太平洋矯正局長等会議は、その名の通り、アジアや太平洋諸国の矯正局長が一同に会し、それぞれの国の矯正の現状を会議の場でシェアするというものです。
アジア太平洋諸国とは、一例ですが、ソロモン、トンガ、バヌアツ、マレーシア、オーストラリア、ニュージーランドなどです。
(全部は覚えていません💦すみません^^;)
そして、その会議は、コロナ禍を除き、例年開催されているようですが、開催国は持ち回りとなっていて、日本で開催されるのは15年に一度なので、次は、2025年前後に開催されると思います。(2024年11月現在)
ちなみに、開催期間は僕が担当した時は6日でしたが、会議のスタッフ、リエゾンオフィサーに選ばれると、法務省矯正局の方達と打ち合わせなども含めて、およそ1週間、東京で過ごすことになります。
宿舎の手配も全て矯正局の職員さんが通常業務の合間を縫って行なってくださっているので、非常に助かります。
アジア太平洋矯正局長等会議のリエゾンオフィサーって何をするの?
アジア太平洋矯正局長等会議のリエゾンオフィサーの具体的な仕事ですが、簡単に言うと、自分の担当となった国の代表団の方たちのスケジュール管理とアテンド業務となります。
もちろん、その時に使用する言語は、英語です。
日本語は一切通じませんので、英語ができなければ仕事になりません。
(しかし、中国はもちろん中国語です。)
ちなみに、僕が実際に担当した業務のスケジュールはこんな感じです。
実際はこんな感じです。
会議のアジェンダ毎に部屋が変わったりするので、そのご案内もとても重要なのです。
ちなみに、僕はマレーシアの代表団の担当になっていたので、人数がとても多く大変だったのですが、とても協力してくださったおかげで、無事にセッションを終了することができました。
まあ、さすがに東京の面白いところを案内してくれと言われた時は困りましたけど(笑)
でも、会議の合間とか、1日のスケジュールが終了すると、そのあとは自由なので一緒に夕食を楽しんだりすることもできます。
その国の刑務官事情も聞けて勉強になりましたし、いい思い出にもなります。
アジア太平洋矯正局長等会議のリエゾンオフィサーに選ばれるためには何をすればいいの??
英語やその他の外国語がある程度話せるということはもちろんですが、勤務成績が優秀で、かつ、その職務に対する意欲が強いことが上司に認められる必要があるのかなって思います。
僕は、とにかく国際舞台に立ってみたいという思いを常に持っていたので、英語の学習は毎日怠らないように日々を過ごしていました。
それと、与えられた仕事を確実にこなしていくという姿勢、これを保持することで勤務成績アップにつなげていました。
そして、武道訓練。
僕の場合は剣道を選択していたので、毎日のように勤務終了後は武道場へ向かい、剣道の稽古に励んでおりました。
これも勤務成績アップにつながる上に、超過勤務手当までいただけるというありがたい訓練。
アジア太平洋矯正局長等会議のリエゾンオフィサーに選ばれるために継続してみましょう。
あなたならきっとできますよ。
・英語学習を毎日やる。
・与えられた仕事を確実にする。
・武道訓練を毎日実施する。
・国際部隊への憧れを持つ。
最後のは余計ですが、まとめるとこんな感じです。
外国語学習は、今まで習慣がない方は、最初は苦労するかもしれませんけど、習慣化できたらこっちのものです。
あとは、勝手に英語力が付いてきます。
まずは、習慣化することを目標に頑張ってみてくださいね。