【刑務官の90%が共感!?】誰も知り得ない刑務所あるあるネタ

こんにちは。


さやだんです。


今日は、元刑務官の僕が、刑務官の勤務中の「あるあるネタ」についてお話しします。


閉鎖された空間の中で、日々繰り返しのように起こっている出来事の数々。


その出来事について、普段なかなか口にすることのない感情がアウトプットされることによって生まれる「あるあるネタ」を存分に楽しんでください。


ちなみに、まだまだあるのですが、中には「職務上知り得た情報」も含まれるため、様子を見ながら追加していきますね。


刑務官の仕事は特殊すぎて、普通はなかなか理解されにくいから、刑務官同士の「あるある共通認識」ほど嬉しいものはないんですよ〜。



仮眠時間に食べるカップラーメンが美味すぎる

夜勤と言えば、3交代をイメージされるかもしれないけど、刑務所の場合、24時間営業だから夜間はひたすら眠いんです。。。

そんな夜勤中の楽しみと言えば、仮眠時間。

もちろん仮眠なので十分ではありませんが、その時間を利用して食べるカップラーメンが最高なのです。


家で食べても普通に美味いと感じるだけかもしれないけど、なぜか、刑務所の事務所で食べるカップラーメンがこの上なく美味しいのです。


刑務所には娯楽や美味しいものなどないという固定観念に加えて、普通に食事をする時間が限られてて、さらにコンビニに行って買い物ができる状況ではないので、なおさら、うまいと感じるのだと思います。


自分の個人ロッカーにカップ麺を山盛り入れてる職員さんも結構います(笑)


また、給湯ポットにお湯が満タンになってないと怒られるというルールもあるけど、明らかに次の人が順番待ちしているのに、ポットに半分以上お湯が残っている状況で、自分が注ぎ終わった直後にお湯を足して、沸騰するのに時間がかかって怒られる若手もいます(笑)


刑務官の方ならわかってもらえるようなカップラーメン話でした。


絶対に体に良くないことは分かってても食べてしまうんですよね〜。
ペヤングとかあったら最高ですね!!


カップラーメンにお湯を注いだときの非常ベルが切なすぎる

刑務所にはご存知の通り、非常ベルというものがあります。

非常事態、例えば、工場で受刑者同士のケンカや、職員が襲われたり、受刑者が突然倒れたとか、状況は様々ですが、とにかく、職員の応援が必要な緊急の場合においては、それを見つけた職員が非常ベルを押します。


そうなると、事務所で待機している刑務官は一斉に現場に向かいますけど、これには拒否権はありません。とにかく現場で何が起こっているのか分からないから、刑務官たちは一斉に駆けつけます。


ただ、刑務官にも同情するようなこともあります。それは昼ご飯中の非常ベル。もちろん、昼ご飯中だろうが、仮眠中だろうが非常事態発生時は関係ありません。


カップラーメンのお湯を注いだ直後だろうが。。。。実際にこういう可哀想な人は何人も見てきました(笑)


非常ベルの鳴った現場の状況や距離にもよりますが、現場に行けばすぐには戻ってこれないので、カップラーメンの場合、汁が温くなってるだけならまだしも、汁がなくなっていることもしばしば。


これ、結構切ないんですよ(笑)


お湯を注いだ後の非常ベル・・・。想像しただけでも切なくなってくる。。。


受刑者が見ている野球中継に目が行ってしまう

夜間巡回中、余暇時間をテレビを見て過ごす受刑者の居室。

響き渡るのは、受刑者の居室から流れるプロ野球のテレビ中継。

巡回しながら思うことは、

「俺も見たいな〜」(笑)

特にひいきにしているプロ野球チームのテレビ中継の場合、気になってしょうがなくなります(笑)

でも、もちろん、仕事中なので、サボることはできないので、受刑者の居室を綿密に視察しながらテレビ中継も目に飛び込んできます(笑)


「仕事に集中だ〜・・・!!いかんいかん・・・・・」


とは思いつつも、


「打った〜!!!!!」


という実況の声が聞こえると、居室窓越しに見えるテレビ中継をついつい見てしまっていた自分がいました。。。


そんな勤務の後、休憩で待機室に戻ると、集まった刑務官同士で、


「やったな〜!!」


「このまま抑えてくれるといいな〜」


なんて会話が繰り広げられます(笑)


みんながみんな、そうじゃないかもしれませんが、刑務官も受刑者の見ているテレビ番組が気になることもあるようです(笑)


本当はそんなこといけないんだけど、自分の応援しているチームが勝ってる場合、巡回がもっと楽しくなりますよね(笑)


受刑者の食事の検食を多く食べたい・・・

受刑者の食事を作る工場、「炊場」。この炊場での受刑者の監視・指導にあたる勤務は、過酷なんです。

受刑者全員分の食事をいっぺんに調理するため、とにかく広いですし、調理グッズで溢れています。

凶器となりゆる調理グッズで溢れているし、それらを管理しないといけないし、調理機器も大型の物ばかりで、とにかく刑務官泣かせの工場です。

さらに、夏は蒸し風呂のように暑いし、冬は早朝からの勤務だととにかく寒いし、刑務官も受刑者も相当な根性が求められます。。。


そんな受刑者の食事って、皆さんはどんなイメージを持たれていますか??実際、ハエがたかってきそうな食事を想像されてるかもしれませんが、そんなことは全くありません


贅沢ではありませんが、栄養バランスの取れたものが給与されています。ちなみに、昼過ぎに炊場に入ることがあると、夕食の準備をしているので、炊場ではいい匂いが漂っています。


夕食メニューによっては、昼飯後とはいえ、お腹が空いてくることもあります(笑)


さて、ここから本題ですが、まず、刑務所では、「検食」と言って、受刑者への食事の給与の前に刑務官によって受刑者に給与する食事の検査(超簡単にいうと、いわゆる毒味)がなされるのです。


変なものが入れられていないか、味はおかしくないかなどなど、刑務官が受刑者のために検食をします。でも、検食と言っても、普通は、一口二口程度ですけど、中には、ガッツリ食べる人も居るのです(笑)


僕が見たその人は、「量も適切かどうか見なければならない」とのことでした(笑)まあ、確かに間違ってはいないけど。。。(苦笑)


でも、検食を全食したい気持ち、分かる気がします(笑)



昔、家でつまみ食いをよくしてたけど、少量食べるのが美味いんですよね!
検食はそのあたりも考えての量なのかもしれない(笑)


刑務所内にゴキブリが多すぎてビビる

刑務所の炊場をはじめ、各フロアごとにある配膳室。

炊場から運ばれてくる食事を、各フロアの食事係が全員分の食事を準備するところです。

そこで準備された食事を刑務官立会の元、一部屋ごとに配っていき、食事が終われば、各部屋から空の食器が出されて、下膳係が回収していきます。

一応、片付けが終われば、下膳係は配膳室の掃除を行い、残飯などが残らないように綺麗にします。ただ、残念ながら、刑務所にはあの生物が大量に巣食っているのです。


そう、ゴキブリです。夏場なんて最悪で、ゴキブリを見ない日がありません。刑務官になりたい人はゴキブリにも強い方がいいでしょう(笑)


実際、僕が若手刑務官の頃、夜間の巡回をしていた時、真っ暗な配膳室からカサカサと音が聞こえるので、そこの電気をつけた瞬間、何十匹かのゴキブリが一斉に動き出したのでした。。。


ドン引きクラスの出来事でした・・・・。刑務所なんて、絶対に入ってはいけないところだと改めて感じました💦


僕はそこまでビビらない自信があったけど、あれだけの量を見たのは人生で初めての経験でさすがにビビりました(笑)


夏の刑務所内は暑さがえげつなすぎる

刑務所の夏は地獄そのもの。。。もちろん刑務官にとっても。。。

僕は、昔から犯罪になんて手を染めないって固い意志を持って生きてきたから、刑務所に入らない自信はあったけど、真夏の刑務所での受刑者の暮らしを見て、ますますその意志が固くなりました。

特に僕自身が暑がりっていうのもあったけど、とにかく、真夏の刑務所の中は地獄です。


集団部屋にもなると、通気性も十分でない部屋の中で、天井に設置してある扇風機一台で過ごさなければならないのです。。。


おまけに、風呂なんて、炊場を除いて、夏場で週に3回だけ。


気持ち悪さと暑さと臭さに耐えながら生活しないといけないのです。


さらには、ゴキブリが受刑者のハブラシに停まっていたり、トイレの匂いが強烈だったり、僕は絶対に耐えられないと思って、さらに遵法精神が強くなりました(笑)


繰り返しですけど、刑務所なんて入ったら絶対にだめですね。。。


暑いだけならまだしも、暑さに加えて、男しかいないという空間の雰囲気がさらに暑さを助長します💦絶対に刑務所には入りたくないですね〜😅


工場に入ってからのトイレの我慢大会・・・

刑務官の現場勤務、特殊すぎて他の仕事とは異なるポイントがあります。

それは、「現場に入るとなかなかトイレに行けないこと」です。

オフィスでの仕事ならまだしも刑務作業を受刑者が行っている工場には、職員用のトイレは用意されていません。


つまり、刑務官は基本的にはトイレに行きたくなってもすぐには行くことができないのです。僕は、最初、「この職場って一体・・・・。」って、かなり戸惑いましたが、普通はそう思いますよね。。。


僕も昔、前日に冷たいものを摂り過ぎてお腹の調子がビミョーだった時、工場に入っている最中に下痢の腹痛が襲いかかってきた時は最悪でした(苦笑)


苦悶に歪む僕の表情を見て、申し出をしてきた受刑者の一人が、「先生、大丈夫ですか??」と話しかけてきたり、作業指導員の先生も、「大丈夫ですか??顔色悪いですよ・・・」と、心配しまくりでした。

心の声「あと15分すれば交代員がくる!それまで耐えるんだ!」と自分に言い聞かせ、ただただ耐え忍んでいたのです。


「誰かに交代に来てもらえないの??」


って普通に思うかもしれないけど、他の職員も忙しいのですぐには来てくれないこともあるし、頼みづらいのが現実です・・・。


あと、交代に来てくれる刑務官が良い人ならいいけど、難しい人も中にはいるので、若手は特に大変です💦刑務官の方ならそういう経験された方もおられると思います。


今思い出しただけでも恐ろしくなります。。。。ちなみに僕は、苦手な先輩に来てもらうことになり、とても辛い思いをすることもありました(笑)


トイレを取るか、苦手な先輩に怒られることを取るか。
まあ、トイレに勝てる選択肢はないよね〜。。。


引っ越し時の官舎チェックで用度課と揉める

官舎を引っ越すときの用度課チェック。


自分がつけた傷じゃないのに補修を求められたり、自分が汚した壁じゃないのにクロスの張り替えを求められたりするなど、何かと揉めたりしませんか??


官舎引っ越しあるあるですよね(笑)


僕は、フローリングの傷はあらかじめ入居時に写真を撮っておいて、それで補修を回避することができたので、これから官舎に入る方は、まずは気になるところを写真に撮っておきましょう。



また、次に入る人との同意があれば、エアコンの取外し・設置費用が節約できて、エアコン代だけのやり取りとなるからお互いにWIN WINなのにって説明しても拒否されて揉めたことがある人もいるかもしれませんね(笑)


エアコンは次の入居者へ引き継げないそうなので、エアコンの取り外し、設置の技術を身につけておけば、引っ越し経費を節約できますよ(笑)


まとめ


今日は、刑務官あるあるネタについてのお話をしました。


刑務官は、地味であまり目立たない職業かも知れませんが、大変な仕事です。


その大変な仕事の中で、刑務官の方達が持つあるあるネタ。


他にもあるのですが、やはり、法○省さんからのクレームが来たら怖いので、この辺にしときます。


この続きは、別ページで紹介しますね!!(ぎりぎりのネタを)


では、本日も最後まで読んでいただきましてありがとうございました。

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